大腿骨は、骨を形成する「骨組織」と造血を担う「骨髄組織」の2種類の組織に大別されます。 そこで 、cDNA を合成するための mRNA を抽出する際に、大腿骨を「骨端」と「骨髄」に分けて調製いたしました。 これにより、「骨関連遺伝子」または「造血関連遺伝子」の発現解析や、クローニング・プローブ作製などをとても効率的に進めることが可能になります。
製品概要および価格
正常マウス( C57BL/6N CrlCrlj,8 週齢 )の大腿骨・骨端・骨髄の3部位より抽出したそれぞれの mRNA を鋳型に、 oligo dT primer を用いて逆転写させた 1st strand cDNA のセットです。それぞれ単品での販売もございます。
品番 | 品名 | 価格(税込) |
MB-SET | 大腿骨/骨端/骨髄 のセット | ¥104,500
(税抜価格:¥95,000) |
MD-30 | 大腿骨(骨端+骨髄) 由来 | ¥49,500
(税抜価格:¥45,000) |
MD-31 | 骨端 由来 | ¥49,500
(税抜価格:¥45,000) |
MD-24 | 骨髄 由来 | ¥16,500
(税抜価格:¥15,000) |
1st strand cDNA【マウス(正常動物・成獣)版】製品リスト【PDF:88KB】
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本製品 1μL を鋳型に 50μL の反応系で25~30サイクルの PCR を行い、Gapdh 遺伝子が増幅されることを確認しております。
製品仕様
濃度 | 25 ng/μL (cDNA量として) |
容量 | 15 μL (15反応分) |
溶液組成 | 10 mM Tris-HCl (pH 8.0), 1 mM EDTA |
品質保証期限 | 到着後より1年間 |
保存 | -20 ℃ |
輸送 | ドライアイス同梱冷凍便 |
本製品を使用した解析例
本製品を使用して作製した ISH プローブによる ISH 染色画像と、本製品を鋳型として使用した PCR の結果
Collagen Type II
ISH : C57BL/6 マウス大腿骨 ( 8w、male )
PCR : 本製品 ( cDNA ) を鋳型とした Collagen TypeⅡ遺伝子の増幅
Collagen Type X
ISH : C57BL/6 マウス大腿骨 ( 8w、male )
PCR : 本製品 ( cDNA ) を鋳型とした Collagen TypeⅩ遺伝子の増幅
Osteopontin
PCR : 本製品 ( cDNA ) を鋳型とした Osteopontin 遺伝子の増幅
Osteocalcin
ISH : C57BL/6 マウス大腿骨 ( 8w、male )