in situ ハイブリダイゼーション(ISH)に関わる一連の作業をお引き受けするサービスです。ご要望に応じて、動物の解剖からプローブの作製、ISHの実施、報告書の作成までを一貫してお引き受けいたします。
受託内容
以下の項目をお知らせいただくだけで解析が開始できます。
解析をご希望の遺伝子情報(プローブ作製)
Gene Accession Number(Gene Bank, EMBL)もしくは、Sequence Text Dataをお知らせください。プローブとして適切な領域を最大3領域まで作製します。
目的の検体(組織・細胞)について
解析される検体情報についてお知らせください。
- 動物種
― マウス、ラット、ヒト、マーモセット、植物、昆虫、ゼブラフィッシュ等
ー KO、TG、WT、病態モデル 等 - サンプリングについて:すでに採取済み、出張解剖を希望する、等
- 検体について: 検体数 等
- 断面の指定
― 断面の指定がある場合はお知らせください。
― 注目部位や薄切方向(冠状断・矢状断)ご指定ください。 - 発現情報
目的遺伝子のリアルタイムPCR、RT-PCR、ノザン解析等の発現情報などがあればお知らせください。
お見積もり
お知らせ頂きました内容についてお見積もり致します。
販売店を介してのお見積りをご希望の際はお申し付けください。
受託の流れ
-
組織の品質確認試験
お客様からご提供いただきました対象サンプルにつきまして、ISH用としての品質を確認します。
試験は、作製したパラフィン切片と当社所有の β-Actin プローブや対象組織に適したポジティブコントロールプローブを用いてISHを実施します。 -
プローブバリデーション試験
作製した複数領域のプローブにつきまして、ISH用としての品質を確認します。
試験は、作製したアンチセンスプローブならびにセンスプローブ、当社所有のネガティブコントロールプローブを用いてISHを実施します。
その結果をもとに、ISH条件検討と本試験に用いる染色性(検出感度、特異性)の高いプローブを決定します。 -
ISH条件検討
ISH用として選択したプローブとご提供いただいた対象サンプル* を用いて、ISH条件を検討します。
* ポジティブコントロールサンプル(検体や培養細胞など)がある場合は、そちらを使用します。
試験は、ハイブリダイゼーション条件ならびにハイブリ後の洗浄条件を変更のパラメーターとしてISHを実施します。
その結果をもとに、至適なISH条件を決定します。 -
ISH本試験
至適なISH条件のもと、ISH用に選択したプローブと対象の被検サンプルを用いてISHを実施します。
-
結果報告書の作成
一連の試験結果につきまして報告書を作成し、染色済みスライドならびに電子ファイル(CDなど)とともに納品させていただきます。
ISH染色スライドのバーチャルスライドファイルもお付けいたします。