バーチャルスライド作製

  • バーチャルスライドスキャナー【浜松ホトニクス社 NanoZoomer S210】を利用して、スライド標本のスキャン画像データを作製するサービスです。
  • 当社にて作製したスライド標本のほか、お手持ちのスライド標本につきましてもバーチャルスライドの作製を承ります。
  • 作製した画像データは、 BOX 社が運営管理する当社クラウドサーバーに顧客別専用パスワードを使ってアップロードするほか、 USB や HDD 、DVD などのメディア媒体へ記録してご提供させていただくことも可能です。

バーチャルスライド作製のメリット

  1. 顕微鏡観察と同様に、標本の全体像から、細部の拡大像までパソコン上で自由自在に観察できます。
  2. パソコンを使って同一標本の画像データを複数の人や場所で共有でき、顕微鏡のない環境でも閲覧できます。
  3. ガラス標本のような破損リスクがありません。
  4. スライド標本の経年劣化の心配がなく、染色画像を半永久的に保存できます。
  5. 大量の画像データもデータベース化することで、いつでも簡単に必要なスライドを閲覧できます。

画像閲覧ソフトウェア(浜松ホトニクス)

バーチャルスライドの画像データを読み込むためには、下記浜松ホトニクス社の画像閲覧ソフトウェア(無償ダウンロード)が必要となります。

バーチャルスライドファイル取扱説明書(浜松ホトニクス)

デジタルスライドの主な基本操作

画像の拡大と縮小

マウスのホイールを前後させる、倍率を指定する、エリアを指定するなどの操作で画像を拡大・縮小することができます。

画像の回転・反転

パソコンのキーボード操作や画面ウィジェット上のアイコン操作で、画像の回転や反転が可能です。

スケール表示

スライド画像にスケールバーを表示でき、画像ファイルとして出力することができます。

アノテーション

スライド画像に矢印や描画、注釈などを挿入することができます。

画像の画質調整

画像の明るさやコントラスト、カラーバランスなどの設定値を変更することで、画質を調整することができます。

画面ファイルの保存

画面に表示されている画像をJPEG や TIFF 、 BMP などの形式で保存することができます。

データーの納品

撮影画像は、当社の契約しているBOX社のクラウドサーバー内にアップロードいたします。作業終了後、お客様専用のURL、及び、パスワードをお知らせいたしますので、ファイルのダウンロードをお願いします。また、別途、USBメモリやDVD、HDDなどのメディア媒体に記録してご提供させていただくことも可能です。

サービスをご依頼時の注意点

①組織切片は、スライドガラスの画像撮り込み範囲(赤枠 )内に貼り付けてください。

②スライド情報の表記は、スライドラベルを用いるか、フロスト部が色付きのスライドガラスをご使用ください。

③カバーガラスは、スライドガラスからはみ出さぬよう貼り付けてください。
④封入剤は固化するタイプのものをお使いいただき、固まったことを確認してからプレパラートをお送りください。
➄スライドガラスの表面と裏面の埃や汚れなどは、あらかじめ拭き取ってください。

※詳しくは、バーチャル画像撮り込みサービスの注意点  [501.6 KB/PDF]ご覧ください。

NanoZoomer210仕様

対物レンズ 20× N.A. 0.75
20倍モード、40倍モードをスキャン開始時に選択可能
対象試料 26 mm×76 mm
厚み0.9 mm~1.2 mm
スキャン分解能:20倍モードスキャン時 0.46 μm/pixel
スキャン分解能:40倍モードスキャン時 0.23 μm/pixel
フォーカス方式 プレフォーカスマップ
Zスタック機能
蛍光対応
バーコードリーダ 1Dバーコード読み取り
画像圧縮方式 JPEG圧縮、非圧縮画像(8 bit)
バーチャルスライド形式 JPEG圧縮画像+スライド情報

お見積もり及びご依頼方法

納期はご依頼内容を確認させて頂いたのちにご回答申し上げます。

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受付時間: 10:00〜17:00(土日祝日休み)受託依頼の
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