バーチャルスライドスキャナを使ったスライド標本の画像撮り込みサービス
浜松ホトニクス社NanoZoomer S210 バーチャルスライドスキャナを使ってスライド標本を高精細デジタルデータに変換することで、顕微鏡観察と同様に標本の全体像から細部の拡大像までの観察が自由自在
- 高解像度バーチャルスライドスキャナを用いてスライド標本の画像をデジタルデータに変換
- 画像データをBOX社が運営管理する弊社クラウドサーバー内にアップロード致します。
- 顧客別の専用パスワードを使ってサーバーへアクセスし、画像データをダウンロード
- 画像閲覧ソフトウェアを使い、ご自身のパソコンでスキャンデータを観察
- シングルレイヤー(単層)でのスキャニングとなります。
- マルチレイヤーでのスキャニングのケースでは、20倍モードでのスキャニングとなります。
NanoZoomer210について(浜松ホトニクス社サイト)
バーチャルスライドのメリット
- スライド標本をデジタルデータ化することで複写や共有が可能となり、同一サンプルを複数の人で観察することが可能
- ガラススライドのような破損や紛失、劣化などの心配がなく、いつでも同じデジタルデータとしての観察が可能
- 大量のデジタルデータもデータベース化することで、いつでも必要な画像の閲覧が可能
- 研究室以外の顕微鏡のない環境でもデジタル画像の閲覧が可能
画像閲覧ソフトウエア(浜松ホトニクス)
バーチャルスライドの画像データを読み込むためには、下記浜松ホトニクス社の画像閲覧ソフトウェア(無償ダウンロード)が必要になります。
NDP.view2 画像閲覧ソフトウエア U12388-01 | 浜松ホトニクス (Windows,Mac対応)
バーチャルスライドファイル取り扱い説明 (浜松ホトニクス)
Mac OS 10.8以降をご使用の方へ[0.4 MB/PDF]
スライドの注意点
- ご依頼のスライド表面のごみや汚れ等を除去した状態でご提出ください。封入剤の残りや溶剤が乾いた跡がございますとそのままスキャニングデータに残ることになります。
- 指紋跡等もふき取った状態でお願い致します。
組織切片は、スライドガラスの画像取り込み範囲(赤枠)内に貼り付けてください。
バーチャル画像撮り込みサービスの注意点 Version 1.0 21.2.1
デジタルスライドの主な操作
任意の倍率に拡大・縮小
マウスのホイールを前後させることで拡大・縮小ができます。
画像の回転・反転
画像の回転・反転が可能です。
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スケールバー表示
スケールバーを表示した画像ファイルを出力することが可能です。
アノテーション
スライド画像に描画や注釈、矢印、長さの計測が可能です。
色調補正
スライド画像の画質を調整することができます。
画面をファイルに保存(エクスポート)
表示されているスライド画像JPEG、TIFF,BMP形式で保存することができます。
データーの納品
バーチャルスライドファイルのお渡しですが、撮影いたしました染色画像は、弊社の契約しているクラウドサーバー内にデータをアップロードいたしますので、作業終了後、ファイルのアップロード致しましたURL、及び、パスワードをお知らせいたしますので、ファイルをダウンロードしていただく事になります。
NanoZoomer210仕様
対物レンズ | 20× N.A. 0.75 20倍モード、40倍モードをスキャン開始時に選択可能 |
対象試料 | 26 mm×76 mm 厚み0.9 mm~1.2 mm |
スキャン分解能:20倍モードスキャン時 | 0.46 μm/pixel |
スキャン分解能:40倍モードスキャン時 | 0.23 μm/pixel |
フォーカス方式 | プレフォーカスマップ |
Zスタック機能 | 有 |
蛍光対応 | 無 |
バーコードリーダ | 1Dバーコード読み取り |
画像圧縮方式 | JPEG圧縮、非圧縮画像(8 bit) |
バーチャルスライド形式 | JPEG圧縮画像+スライド情報 |
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