サンプルの固定について
固定サンプル
摘出した組織を可能な限り速やかに固定液に浸漬する。
固定液には弊社オリジナル固定液G-Fix 又は10%中性緩衝ホルマリンをお使い下さい。
- 組織片の厚みを約3mm~5mm程度の厚みとなるようにトリミングして下さい。
- トリミングに時間がかかるようでしたら、固定液中でトリミングするようにして下さい。
- 骨組織・胎仔などにおいても、固定液が浸透するようにトリミング、または、割(切れ目など)をお願いします。
- サンプルを入れた容器にサンプル名・固定開始時間を記入して下さい。
その日のうちに当社へ送付下さい。
- 到着が土曜・日曜・祝日ならないようにお願いいたします。
- 室温固定のサンプルですが、輸送中の温度が一定しないことから、冷蔵便にて送付下さい。
70 %エタノール置換(まとめて送付する場合)
サンプルの到着予定が土曜・日曜・祝日となる場合,または、サンプルがそろってから送付頂く場合
- サンプル(臓器など)を48時間・室温にて固定(振揺させること、よく攪拌させる)
- 固定中、2回程度、固定液を新しい固定液に交換
- 48時間後、溶液をPBSに交換(30min、2回、室温)
- 70%エタノールに交換、1hr、室温。70%エタノールは2回以上交換してください。
- 冷蔵にて保存してください。
- 検体がまとまりましたら、当社へ冷蔵便にて送付してください。
サルなどのトリミングが必要となる場合
- サンプルを5mm(厚)x25mmx18mmの大きさにトリミング。
- 48時間・室温にて固定(振揺させること、よく攪拌させる)
- 固定中、2回程度、固定液を新しい固定液に交換
- 48時間後、溶液をPBSに交換(1hr~2hr、2回、室温)
- 70%エタノールに交換、2~3hr、室温。70%エタノールは2回以上交換してください。
- 当社へ冷蔵便にて送付してください。