2022年11月15日 更新
以前、免疫染色に使用できるという抗体の半分以上の特異性が得られないと書いたことがあります。
まだ最近も何度も使えない抗体があったので、本当はどうなのか調べてみることにしました。
会社設立から20年で実際にこれまでに条件検討まで行った抗体の成績表を出してみました。
つまり、実際に期待される特異性が得られた抗体はいくつかなのか・・・
条件検討を行った抗体は1567種類
期待する特異性が得られたのは589抗体
※あくまで当社が行った結果ですのでご容赦ください。
なんと使えない抗体は1000近くありました。。。
良い結果が出ないと、依頼された研究者の方と一緒に本当にがっかりしてしまいます。
1抗体価格が平均6万円前後とすると約6000万円、検討に費やした時間や抗体以外の無駄な試薬を考えると悲しい気持ちになりました。
事前に色々とデーターも調べて免疫染色で使えると表記もしているのにこれです。
代替品は要らないので、抗体メーカーさん何とかしてくれませんか。