2022年5月1日 更新
セルカルチャーインサートに続いて、今回はスフェロイドやオルガノイドなどの3D培養した細胞の標本作製から解析方法について書きます。
下記の図では緑色の部分になります。
そこで使えるのが当社のiPGellという物があります、優れモノなので紹介します。
iPGellは『細胞を浮遊液ごと固めて、セルブロックにする』試薬で、数秒で固まります(ご興味がある方は下記動画をご覧ください。)
そのセルブロックを固定後にパラフィンで包埋することでブロックにして、薄切、細胞染色、細胞標本を作ることができます。
小さくてハンドリングに苦労する細胞塊や浮遊細胞の観察に有用です。
このiPGellは室温でセルブロック化できることから細胞に熱などのストレスをかけることのなく取り扱える試薬で、セルブロック化した時点では細胞は生きている状態からすぐ固定しますので、より自然で質の高い細胞の染色が可能になります。
こんな染色ができます。
3D培養細胞の染色例①
3D培養細胞の染色例②
3D培養細胞の染色例③
3D培養細胞の染色例④
3D培養細胞の染色例⑤
3D培養細胞の染色例⑥